ペタの哲学部屋

私ペタ(ハンネ)、が哲学を自重せずに展開していくブログです

欲望を制御するには

欲望を制御するには


欲望を制御する方法について探してみて

確実に解る事がある

それは多くの人々がそれを諦めている事だ

そしてその言い訳も多種多様化している


まぁ確かに良い点もある

けれども始めは制御しようと考えながら

結局の所諦めているのでは本末転倒


では欲望とは何だろうか

いくらか役に立つ欲望もあるだろう

しかし抑えるべき所は抑えるべきなのは

自明の理


欲望とは

最強の自分の二面性である


つまりその最強のもう一人の自分に対し

戦う時は

常に対等な戦いを強いられると言う事

欲望が強ければより強い理性が必要で

欲望そのものが弱ければ

それを制御する理性も弱くてもいい

しかし一人一人は一人一人なりの苦戦を強いられる事になる


欲望には力技では勝てない

工夫、技を使うしか無い

つまり誤魔化すしか無いのだ

そして先入観を取り除けば案外出来る


まず、認識と欲望を見極め定める事

例えば、

自分より裕福な人がいる

と言う時点では認識のみが働く

その認識の後に

自分ももっと裕福になりたい

と言う欲望が湧いてくる


つまり、

隔離でもしない限り認識は避けようが無いと言う事で

まずはその認識を受け入れる事

そして次に

反射的に湧いてくる

いいなぁ、と言う感情も認識する


つまり、最強の自分が仕掛けてくる攻撃を受け流すと言う事

欲しいと思う事や

事実自分よりも裕福な人がいる事を認める事


そして他の事も認識すれば

つまり、気がつけば

あれはいいな、これはいいなと

別にその人が持っている物ばかりが優れているわけではない事に気がつく


あれがしたい、これがしたい

じゃああれもしたいと認め

この世界には沢山のいい事があると言う事を認識し

そもそもそれが自分の手に余り

そこまで必要な物では無い

と認識すれば欲望は消えていく


ダイヤモンドの値打ちが高いのは

希少価値が高いからだ

つまり、そこら辺の石ころ同様に数が増えると、価値は下がる

もしかしたら前世はダイヤモンドの星に住む宇宙人で

ダイヤモンドは石ころ同様の価値だったかもしれない

そしてその星では

地球にある木や水、石ころの希少価値が高くて裕福な物だったかも知れない


もしダイヤモンドが欲しかったとしたら

ダイヤモンドの画像を見て

何か硬い物を触れば

ダイヤモンドを持っている人がやっている事と同じ様な体験ができる


そして実際、そんなに必要では無い

と言う事が認識できる

仮に今それを手に入れなくてはならない様な状況であっても

別にこの世界からそれが消滅するわけでもない

何事も機会があればまた巡り会う


欲望を制御したら

最強の自分も制御されてしまうから

その力を使わないと勿体ない

と思う人もいるかも知れ無いが

これは違う

例えばライオンを飼っていて

いざと言う時に戦わせなくてはならないとする

その時にライオンが欲するままに餌をやり肥えていたら

まずそのライオンは怠ける

飢えを統率すると言う事がハングリー精神であり

自らの意思でライオンを飢えさせる事が出来れば

いざと言う時に凄まじい力を発揮させる事ができる

そう言う意志力の使い方が自分を上手く操縦する方法と言える


最後に


結局の所、欲望を制御できない理由は

認識が制御できていないからなのだ


つまり、欲望に打ち勝つにはまず

それ以前の所

周りをよく見る

物事の本質的価値を見極める事

認識の幅を広げる事

それが出来ると

不思議と無駄な欲望は小さくなっている事に気がつく

そうしたら、その小さな欲望に飴玉でもくれてやればいい