ペタの哲学部屋

私ペタ(ハンネ)、が哲学を自重せずに展開していくブログです

成功する方法とは

成功する方法とは


成功する方法とは

聖杯である


では聖杯とは何か

そんな物は無い


つまり成功する方法など無いのだ


投資の世界では

絶対に勝てる方法を探す事を

ありもしない物を探す行為として

聖杯探しと揶揄する


では世に出ている成功方法とは一体何なのか

と言う疑問が湧く


それは全て結果論だ

自分の経験を信じたのち成功し

その経験から得た結果が

成功に繋がる方法だと思い込んでいるに過ぎない


では彼らがなぜその様な主張をするのかを考えてみる

それは自信を持っているからだ


自信を持った者が自己主張し

それが通ればその自信が生き残る

その自信を持ったまま

その自信を社会に認められると言う事が

社会的に成功していると言う事で

成功者は

生き残った自信の余力として

活き活きと武勇伝を語る


その武勇伝と言う物は

別に正しい必要は無い

語りとして迫力があり

それを見聞きした人が共感すればその主張が通る


人の試みが成立する確率は

人口の増加と多様性の発達と共に未知数になりカオスになる


人の脳にICチップを埋め込んで

情報を全て送信し

火星くらいの大きさのスーパーコンピュータか何かで計算しないと

その確率統計を出す事は出来ない


では人は何の為に頑張るのか

何の為に自信をつけ

何の為に成長しようとするのか


その理由はいくつかある


第一に、成長する事

自信をつける事が快楽であると言う事


第二に

苦痛を克服する方法の一つが

成長する事である事

成長とは広い意味で適応を含む物とする


第三に

他者の協力を得る方法または内在的な別の側面の自分の力を発揮する方法の一つが自信をつける事であると言う事

自信もまた広い意味で

客観的に自信がなく悲観的で

自分は誰かに助けて貰わなくてはならない人間だ

と言う主張も自信と考える


第四に

全く頑張る事が無い状態は

退屈でそれが苦痛になり

第二の理由の適応として

あえて自分が弱体化する場所へ行き

挑戦をする事


人はこの様な段階の何処かにに属し

抜け出したり

抜け出せなくなったりを繰り返している


例えば

続ける事が大事と言う教訓は

適応したフィールドに止まれば安全で

苦しみの段階に進まなくて済む

と言う消極的な意味も含まれているし


井の中の蛙大海を知らず

と言う諺や

少年よ大志を抱け

と言う教えは

安住の地に止まる退屈と言う苦痛から

逃れ

別の選択肢へ挑戦した者の主張だが

大海だと思っている海は

もしかしたら川かもしれないし

そうでなくとも宇宙はもっと広い


ただ、成功する方法は無くとも

成功する事はあるし

成功が続く事もある


要するに、広い意味で成功とは

捉え方と偶然の産物なのだ


捉え方次第では

今まさに成功していると言う事に出来るし

それを失敗と呼ぶ事も出来る


何をしたら何が起こるのか

と言う定石に完全な正解は無い

ただ、

自動販売機に金を入れボタンを押すと

ジュースが出てくる位

当たり前の仕組みもある

もしゴリラがその仕組みを知ったら

そのゴリラは偉そうにするだろう

そしてその方法が出回るか

そのゴリラが飽きたら

今度は別の事を始めるはずだ


そんなこんなで競争社会

と言う物は回っている


自動販売機の仕組みを理解したゴリラの様に

世間の水準を超える仕組みを理解した人間が居たとして

そんな人は今度は宇宙人に頭を撫でられる事になるのかもしれない


まぁ、人間にとってゴリラは怖いから

宇宙人にとっての人間も怖い生き物だと思うけど


それはそうとトラとか平気で飼ってる

タイとかの修行僧はすげぇ