ペタの哲学部屋

私ペタ(ハンネ)、が哲学を自重せずに展開していくブログです

腐った価値観と土生金

昨日金行の歪みについて説明したが
土生金の説明が足りていなかった

 

土(経験)が金(価値)を生むという事だが
悪い価値観というのも悪い経験から生まれてくる

 

その経験が良い悪いに限らずに
金を生み出すシステムさえ発動すれば金は手に入る

早い話、歪んだ価値観を持ってしまった金持ちの人は
過去のトラウマを消化できていないまま金持ちになった人だ

 

私はそういえば以前はとても塞ぎ込んでいて
世界なんて滅べばいいと思っていた

今となっては過去を消化したのでほぼそんな事は無いが
思い返してみればそうとうな気違いな行動をしていたし
そしてその気違いじみた行動がその時の自分にとって最善だったので
後悔はしていない
この事は長くなるので控えるが

 

トラウマ、つまり心の傷
それを抱えたまま治せずにいると、人は間違った事や
間違った考えを抱くようになる
何が間違っているかという点は自分で気がついて欲しい

ただ大抵別に間違っていなかったという場合が多い
それを認めてくれる人がいないから不安になるし
自分で理解できていないと不安になる

 

悪臭について説明しよう
腐った物からは悪臭がする
ではその悪臭は本当に悪い物なのだろうか
その悪臭の正体はブルーチーズかもしれないし
納豆かもしれない、あるいは魅力的な異性が放つフェロモンかもしれない
正体が解らないく疑念を持つから悪臭は悪臭になる

人というのは大抵愚かで幼い
解らない事だらけで不安だからそうなるのだろう
そしてそうなってしまうような世の中だからそういう愚者は多い

どういう世の中なのかという事について
この国は金を稼ぐ事を良しとしている
たしかに金はいい、欲しい物が買えるし
自分を魅力的に見せるのにこれほど都合のいい信仰はない
たしかに金はいい物だが

金を稼ぐ、というのがどういう事かというと
早い話、戦場で戦って勝つ、という事
そして戦場という場所はとても厳しい
なので騙し合いが平気で行われている
流石に知っていると思うが金を稼ぐ世界は嘘だらけなのだ

 

悪臭の正体は嘘である

口臭を例にしても、初めはなんらかの食べ物であったが
色々混在している内に雑菌が繁殖し
その雑菌の事を理解していないから悪臭になる、
試験管でその匂いを調べる分には悪臭ではなく実験にそった正しい匂いになる

例えば人を否定したがる人がいたとする
幼稚な人が否定する事が見つからない場合、最終的になんか臭いと言い出す

その人は全てが気に入らない、周りの何かが気に入らないと思っているので
他人の良くない所をいち早く見つけ悪口を言い出す
そして集団にそういう悪いムードが漂い
その正体を見つけようとし、人々が疑心暗鬼になる
頭の悪い人に限って間違った推理を初め
学校等で起きるいじめ、というのは
頭の悪い迷探偵が行った迷推理と
それに従う頭の悪い自警団達が暴走した結果だ

はやい話、そういう場所に居ると
どんな人間でも犯人に仕立て上げられてしまい
冤罪を泣き寝入りし、本当に自分が悪かったと思い込んでしまう
しかし、そんな悪臭という疑念が漂わない場所に行くと
新鮮な空気の存在を認知でき
悪いのは自分ではなかったとやっと気がつく

 

トラウマを治す事に話を戻そう
心の傷というのは体の傷と大体同じような仕組みになっている

つまり、生傷の状態では触るだけで痛むし
不衛生にしてると被れる

実際の傷を治す要領で心の傷も治る

傷が深い場合、取りあえず縫うなりして血を止めなくてはならないし
衛生を保ち包帯で包む必要がある
鬱病の人がやる気を失い、閉じこもろうとする本能は正しくて
傷を癒す為に外部の接触を断つ必要があるからだ

 

だが閉じこもりすぎるのにも問題がある
包帯を何時までも外せず、化膿してしまう事もあるし
ある程度空気にさらして、呼吸させねばならない

前回の記事で語っていた、金の城、差別の要塞、地位の鎧
というのは、デリケートな心の素肌を守るためにある
心を病んでしまう大物というのは
サイコガンダムに乗ったフォウ・ムラサメのような物で
でかい事を言ったりやったりして見せるが
中身は幼い場合が多い

 

何時までも温室で育っていると健康な野菜にはなれない
環境や自分自身の考え、価値観という部屋から抜けて
少しずつ免疫力をつける必要がある
きつくなったらまた部屋に帰って休めばいい

そしてこの、免疫をつけ、
臭いものに蓋をするのでなく受け入れる力をつける事
それが差別を無くすという事であり
多様性を認めるという事でもある

人の種類がやたらと増えているので
この、多様性を認めるというスキルは全人類に必須だ