ペタの哲学部屋

私ペタ(ハンネ)、が哲学を自重せずに展開していくブログです

形容の法則

形容の法則


巷では~の法則と言う言葉をよく見られる

そこでふと

法則とは何の事なのだろうと疑問に思った


学校で習う様な科学における法則とは

数式で表す事が出来て

周知の事実としてだいたい疑う余地は無い

物理的に多分その様になっているのだろうと思える

しかしながら~の法則と言う言葉は

これといって根拠らしい根拠も無く呼ばれていたりして

そう言った意味で法則とは

誰かしらが経験則から感じた規則性を定義付けた物

と言える


つまり、案外簡単に~の法則

と言う言葉を作ってしまっても問題無くて

フランクに割と好き勝手に~の法則と言っても良いのかもしれない


と、思ったので

何かしら適当に法則でも作るかな

と考えていた


そんな事を考えながら自転車を漕いでいたのだが

最初は確か

女子高生振り向きの法則

とかがよぎった

勝手な憶測だが

異性に対して目を合わせて来る女性は彼氏がいる場合が多いと思う

というのも、彼氏がいる状態だとその女性は自信がついて、他の男性を見る余裕が出来るからだ

つまり、浮気が出来る状態であるほど浮気をすると言う事

だが、逆に彼氏が居ない女性の方がむしろ

異性に対して消極的になり

結果として浮気もしないと言う事

物理的に考えると当たり前の事ではあるが

それだけでは無くて

精神的な問題で

例えば彼氏が居ない状態の女性と言うのは

実は妄想の中では都合良く見え方が変化する完璧な彼氏が居て

その幻想の彼氏に対して一途だから浮気をしない

しかし具体的に形のある彼氏ができると

急に他と比べ始め浮気をする

と言う現象

この法則性で考えると

いわゆる狙い目の女性はフリーでは無くてむしろ彼氏持ちと言う事になるのかもしれない


と、考え、世の中くだらねー

と思いニヤニヤしていた


まぁそれはさておき

こう言った法則は割とありがちで

次はもうちょっとひねった法則を作ろうと思った

何となく、箱をイメージしていて

自転車を降りなくてはならない細い通路を歩いていたら

角の結構手前から来たおばさんが自転車に乗っていて勝手にコケた


だいぶ手前だったので自分は何とも無いけど

しきしりに「すいません!すいません!」

と謝られ

まぁ、何とも言えない微妙な気分になって

「あ、、あぁ、いえ、、」と何とも言えない返事をして通り過ぎたら

今度は整備してたおじさんが

「あぶねぇよな、、」

とボソっと呟き

また微妙な感じで

「あ、、はい、」と返して

通り過ぎた


こう言う、別に何でもないけど

何かもやもやする

形容しがたい事ってあるよなー

と思いニヤニヤしながら自転車を漕いでいて


ようやく、形容の法則

と言う物に気がついた


この、形容の法則と言うのは

形容しがたい物事は審議にかけられやすく

結果として

形容可能な物事ほど形容される確率が高くなると言う法則

言うなれば、法則性の法則だ


この、形容の法則が物理現象なのかを考えると

実験として

何らかの物体が格納可能な箱A

質量や体積等が同等で格納不可能の箱B

それらが同じ条件にさらされた時

Aに物体が格納される確率と

Bに物体が格納されそうになる確率に

何らかの差が出るかどうかを想像した


冷静に考えて、多分差は出ない

パチンコの役物に蓋をした場合と

蓋をしなかった場合との差を調べる様な用量で実験出来ると思うが

役物に到達するまでの条件が同じなら

蓋が有ろうが無かろうが確率は一定と考えるのが普通


しかし、現実ではどうだろう

それが可能である物の方が

その条件も整いやすい傾向にある事は明らかだ

袋があったら、袋が袋として使われる確率は上がる

しかし、これは物理的な法則では無くて

人間と言う、精神を持った存在が確率を操作しているから成り立っている現象と言える


そしてこの可能である物ほどそれを可能にしやすいと言う法則は

人間に限らず、哺乳類~細菌類まで動物全般に言える事だ


動物もある意味では物体なので

物理法則として考えられ無い事も無い

その辺りにそもそもの確率と言う概念の危うさも感じ取れる


数式的な確率とは別に確率の概念を怪しくしている法則

それが形容の法則と言える


生物全般が何故か物事に意味を付けようとする性質があると言う事

それが形容の法則で

~の法則

と言う言葉もこの形容の法則で成り立ち

ありとあらゆる言語は形容の法則によるものと言える


要するに何が言いたいかと言うと

人は何かにつけて物事に意味をつけたがるって事

あらゆる社会現象をまとめると

それが形容の法則だからなのだ

と形容する事が出来る