ペタの哲学部屋

私ペタ(ハンネ)、が哲学を自重せずに展開していくブログです

生きる遺伝子

生きる遺伝子


自分がなぜ生きるのか

それを決めるのは自分だ


昔から生かされていると言う言葉が嫌いだった

なぜなら生かされているのでは無く

自らが生を選択して生きていると言う自覚があるからだ


生かされている、と言う言葉ほど身勝手な言葉も無い

なぜなら

今まで自分が食べたくて食べてきた動物達の命の量が計り知れないほど多いからだ

生きると言う事はその屍の上に立ち尚生きると言う事だ

それを、やらされてるみたいな言い方をしたら牛豚畜生の亡者達の魂が浮かばれない

ふざけんなと怒られる

強く生きる事

食う、と言う事は強くなると言う事

その意思を持つ事以外に魂が報われる事は無い


なぜ生きるのか

と言う答えは

生きたくて生きていると言う事に他ならない


遺伝子の底に眠る本能は極限状態で現れる


私の祖父は軍人だったらしい

海兵をしていて

潜水艦に魚雷が当たって沈没したらしいが

傷だらけになりながら何時間も泳いで

どこか別の国

たしか中国にたどり着いたらしい

そこで2年位生活していたらしいが

終戦後の日本では死んだ事になっていたらしい

そんな最中2年後に死んだはずの人間が帰ってきて

その時のゴタゴタで

記録上の生年月日を書き変える際

なぜかサバを読んで若く登録してしまったらしく

年齢的に兵役していない事になってしまい

手当が貰えなかったらしい

しかし祖父は生きて帰ってこれたのだから別にそれでいい

と言うスタンスで

もう祖父はベットで亡くなったが未だに手当は貰えていないらしい


戦時中には、国の為に死ぬ

と言う集団催眠的な洗脳が反映していた

そんな最中

祖父は自ら生き延びると言う選択をして生き残った


自分もその遺伝子を引き継いでいる

なんとなく死にたくなる時はある

どうしようもなく苦しむ時も

今は頭が痒くてイライラする

それでも心の底には何があっても生きる

と言う誓いがある


祖父との記憶はほとんど無い

父方の祖父で父の実家に帰る事は滅多になくて、車椅子でひょっこり顔を出した事が

薄っすら記憶にあるだけだ

それともう一つは病院でもう長く無いと言う時に父と一緒に見舞いに行った事

その時は既に意識が朦朧としていた


けれども

極限状態で現れる生きる本能

その血筋を感じる事がある


キン肉マン2世は私のお気に入りのヒーローの一人で

普段はふざけていて平和主義

軟弱な側面があるが

ここぞと言う時に肉の紋章が燃えるように浮かび上がり

火事場のクソ力を発揮する

1世の場合は初めから肉の文字が書いてあるが

2世は本気になった時に

ぶぉー!と肉の紋章が出てくる

あれがカッコいい


よし、ハッスル!マッスル!