ペタの哲学部屋

私ペタ(ハンネ)、が哲学を自重せずに展開していくブログです

「べき論」VS「めんどくさい」

 

人間は誰しも何かしら良い変化を求めている
仮に生活のあらゆる部分に満足していたとしても
明日は雨より晴れたほうがいいとか

もうちょっと楽したいとか頑張れるようになりたいとか
願望の大小はあれど人生を変えたい、というのは誰しも思う事だろう

 

人生を変えるという事を具体的に考えると
習慣を変えるという事になる

 

ただ、あれがいいからこうしろとか
部屋は綺麗にしとけ、金は稼いでおけ
身だしなみを整えろ、愛想よくしとけ
等と誰かに言われたとしても

大抵はめんどくさい

と思うだろう


けれどもし

よほど面倒見がいい人と常に生活していれば
そういった習慣も身につくかもしれないし
それこそ軍隊か何かに入って叩き込まれれば
身にはつくだろう

 

これは
他人や社会から来る拘束力というのが
個人の意志より強力だという例とも言える

 

だから自衛隊に入れ、と言われたとして
大抵の人は、「嫌だよ、しんどいから」
と思うだろう
しかし、実際入れば、恐怖心や信用の持つ力に支配され
嫌でも上官の言う事を聞くようになる

 

さて、では、自分で自分をコントロールする事を考えた時
自分に軍隊の上官並みの支配力があると思えるだろうか

よっぽど意志が強くストイックでなければ
基本的に人は自分に甘いはずだ

例えば、自分の分身を育てていると考えた時
どうやって幸せな人生を歩ませるだろうか

 

その一つのやり方として、上記のような支配力を行使する
というやり方もあるが、他のやり方もあって
スパルタ教育だけが教育でない事は
自分をコントロールする事でも同じだ

 

自分に支配力を行使する場合、エネルギーの衝突が生まれる
実行しろ!と自分を叩くエネルギーに対して
嫌だ!めんどくさい!というエネルギーがぶつかり合う
行動力と「めんどくさい」の対決がどちらに傾くかは力の大きさ次第だが
対立してる分時間の無駄とも言える

 

仕事の頼み方にも色々あって
受け入れてくれるように工夫したり
報酬を増やしたり、もっとやりやすい仕事を提案する事がある

自分という部下を上手く導く
上司としてのノウハウも確かに大事だ

 

だが、もっと大事な事がある
それは会社の仕組みと部下の生命力だ

 

ちなみに経営はあくまで例えで、
これは個人の人生におけるセルフコントロールの話だ

 

仕組みの部分としては
生活を見直してみて、食器洗いに精神力をそがれているなら
いっその事洗浄機を買ってしまう
靴が磨り減っているのなら、歩きやすい物に変える
、等、コストを支払う事によって効率化を図る手段といえる

 

そしてそのコストそのものが生命力と言える
お金を使うと手っ取り早いのは
お金を使う事によって、他人の生命力を利用できるからだ
、なので財力も行動コストとして使える生命力の一部と考える事ができる

 

元気があれば何でも出来る
とはよく言ったもので、頭の善し悪しや金のあるなしに限らず
気力と体力があふれていれば、ごり押しで大抵の事はできる

 

気力の上げ方は、それこそ魔法みたいな物で
やる気が出てくるような事を言葉や儀式でやればいい
このブログでは今更な気がするので、今回は特筆しない

 

気力を上げる時、無尽蔵に力が溢れてくるように錯覚するが
冷静に考えるとそんな事は無いだろう

 

人は内蔵してるカロリーを消化する時
臓器を働かせている
そしてそんな臓器の大抵は神経が通っていない
臓器からエネルギーが脳に送られてくる場合
よく解らないけど、どこからとも無く力が沸いて来る
と思うのは
つまり脳と直接繋がっていないので臓器の疲労に気がつかないのだろう

 

ようするに、テクニックを用いて
気力を底上げしすぎると
それだけ臓器にかかる負担が増えてしまう
人は考え方しだいで、過労死するくらい気力を上げられるという事だ

 

そういった事を踏まえると
今度は、頑張りすぎは良くない
という結論に結びつく


行動力の対として内側から沸いて来る「めんどくさい」
という感情は、生命維持のための感情で
ある程度正しいと考えられる

 

では、人は本当に「めんどくさい」
とばかり考える生き物なのだろうか

 

それは違う、人は力を持て余すと退屈する生き物だ

 

最終的に結論として
習慣を改善し自ら人生を豊かにする為に最も効果的なのは
「退屈するくらい元気になる」
という事だ

 

単純なこの結論に至るまで右往左往した事にも意味があって
あれをしなきゃ、これをしなきゃ
どうすればいいんだろう、何が正解なんだろう
という悩みを消化できた事だ

 

「べき論」VS「めんどくさい」
という戦いのルールを見直した事によって
優先すべき感情をより公平に審判ができるようになった

そうする事によって無駄な衝突を避け
思いっきりだらけたり
頑張ったりと切り替える事が出来る

この文章自体がそんな居合い術のような技術の確認ともいえる

 

勇気VS~勇気VS~~

意地♪

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サボる勇気!、、がんばる意地!!

的な?