ペタの哲学部屋

私ペタ(ハンネ)、が哲学を自重せずに展開していくブログです

他人の心の壁

 

自分の心に壁がある事は説明しなくても良く解るだろう
その扉は自分で考えて開け閉めする物だ
とやかく言うつもりはない

 

自分の心に壁があるとすれば、当然他人
社会にも心の壁が存在する

 

武術的な表現をするとこれは制空圏と呼ばれる物だ

 

よく、空気が読めない、KY
殺伐とした集団ではそういう言葉が飛び交う

この空気の読めない人間の特徴として
攻撃的な側面がある、という共通点を感じた事はないだろうか

例としてわかりやすいのはドラゴンボール孫悟空

 

逆に空気を読め、と強調し仕切ろうとする人の特徴として
喧嘩が弱そう、という共通点がある
(例えとしてサイバイマンが思いつくが当時のヤムチャよりは強い)

 

空気が読めない、というより
空気を壊す、というのはある種の武術的才能なのだが
その才能が育まれないで育つ温室栽培的な人達にとっては
その感覚が異質に感じられる

 

どうも昨今は潔癖な所があって
ジャガイモともやしの間で摩擦があるようだ

 

いうなればKYは羊の群れに迷い込んだ肉食獣みたいなもので
苦しい立場に置かれるが
少数派のKYが強者で多数派の群れは弱者だ
けれども多数派は基本的にやり口が卑怯なので力関係は多数派が上になる

 

さて、では少数派のKYがすべき事は何かなのだが
第一前提として、強者が置かれる立場は苦しい
だからさらに強くなる為の試練、修行を課せられる

だから、才能を潰して弱者として群れるか
あるいは強者として強くなる道に行くか、という選択肢がある

 

どちらにせよリスクが伴う
前者は倫理観の放棄、抑圧される鬱憤
後者はさらなる試練、敗北または意義の低い勝利

積極的に自分を殺し、抑制する生き方
という物にあまり魅力を感じないので残念ながらそのやり方は思いつかない

 

まぁとりあえず強くなる方法について説明する

ヤムチャとサイバイマン
という例えは案外面白いかもしれない
そういえば一対一ならヤムチャの方が強かった
でも数が増えると対応仕切れなくなって、

(確認したら単体でまけてたww)

圧倒してたけど不意をつかれて自爆され


こんな風になる

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でも、もっと強くなればサイバイマンは雑魚キャラなので問題ない

実際にドラゴンボールとかバトルアニメを見ると参考になる
ちなみに制空圏は史上最強の弟子ケンイチに出てくる

さっきから強いとか弱いとい言っているのは体力の事じゃなくて精神力だ
だから、精神を投影している作品から得れるヒントは多い
教科書に比べて漫画は作者の魂が込められているので
精神論が得意なのはそういう人たちだ

 

とはいえ、込められている物は作者によってまちまちなので
一概にどの作品が正解とは言えない

抽象的な説明が多いが、それもそのはずで
制空圏、空気を読む、という事が具体的な事でなく抽象的な話だからだ

つまりこの能力を育むのに必要なのがイメージ力
模擬戦闘だ
将棋の次の手を読む感覚
格闘ゲームで相手が取りたがっている行動とそれを崩す戦略

この見えない間合いの事が制空圏
気とかオーラとか、そういう非現実的な物を読む力

先入観に囚われなければそこまで難しい物じゃない

 

先入観を取り除く解りやすい例として
目を瞑り、目の前で手を振る
目を瞑ったら何も見えない、というのが先入観で
実際やってみれば、光の屈折で手の形が解る

動きは解りやすいが、集中すると形も解る
以外と薄い壁なら遮断していても見える

盲目の人がコウモリがやっているエコーロケーションを使う
音響を利用して空間を認知する例もある

人間の感覚という物は想像以上の力を発揮しうる
だからこの、感覚の強度
という物が数値化されないで現れるので
集団の中でそれが異質になってしまう


その才能の使い方が甘いから集団を導く事ができないで
排除される事になる
鍛えれば、集団が踏み外そうとしている道が見え
その警告として相応しい摩擦の少ない誘導が可能になる

喧嘩好きの無法者も極めれば達人
力と技の使い方
己の悪しき心との対話、精神の向上
そうする事によって得れる強さ
その力は平和への道しるべとなる

 

補足として
もし強くなったとして
大いなる力には大いなる責任が伴う
当然
カルト宗教のように踏み外してはいけない