ペタの哲学部屋

私ペタ(ハンネ)、が哲学を自重せずに展開していくブログです


花は種や木に比べ質量が少ないが

体積が広く

米や果実のように優れた食材ではないが

魅力的で高値で取引される事もある


また、ポップコーンは弾ける前は食べれた物ではないが、弾けてポップコーンになれば

何と無く楽しい気分になり

味をつければ食感と香ばしさが加わり

映画のお友などに適している

ちなみに、意外とカロリーが低く

食物繊維が豊富で腹持ちがいので

ダイエット効果がある


ピエロの服装や道具は

嵩張るが軽く

無駄に派手に装飾されている

装飾に一々本物の宝石を使ったら

重たくて芸が上手く行かない


何が言いたいかというと

これらに共通しているのは

誇張されている事

つまり大げさな表現

抽象的思考、過大解釈

という、一見愚かに思われがちな思想が

実は豊かさにおいて重要な本質を備えている

という事


風が吹けば桶屋が儲かる


実際、冷静に考えれば

風が吹く事と桶屋が儲かる事は関係ない


でも、もしかしたら

巡り巡ってそう言う事もあるのかも知れない

バタフライエフェクトと言う言葉もある


わらしべ長者についても

何故わらが巨万の富に繋がったか

これはそこにある物を過大解釈させていったからに他ならない


そもそも、なぜ旅人がわらを持ってたかと言うと

お釈迦様のお告げがあったからだ

始めに手にした物を持って旅をすれば

巨万の富を得られる

とお釈迦様に言われたかららしい


その時点で既に過大解釈がされていて

お釈迦様をインド人ではなく

大仏のような神様としてその言葉を信じた


そしてそこにあるわらを過大解釈する人が現れ、みかんに、みかんが馬に

馬が家に

と過大解釈が連鎖していった


商業の基本は誇張する事で

過大解釈し、大げさに盛るから富に繫がる


奇跡が何故奇跡と呼ばれるかと言うと

過大解釈しているからに他ならない


大きさに比べ軽いポップコーンの様に

喜ばしい事、楽しい事は、幸せ、富は

大げさにした方がいい

マジックショーにせよネタが知れてしまえば

見た目程意味は無い事が解るが

そもそも、質量が高く

現実的で、重量がある

と言う事も言ってしまえば

価値がある事とは違う


キャビアよりポップコーンが美味しいならそれでいい、と言う事も現実に変わりは無い


重く、重量感がある様に見せ

厳粛さを守るのも幸せを守る一つの手段だが

逆に、軽く、弾けるように華のある表現をして行く

というのは幸せを膨らませる技術と言える


何にせよ、楽しく、幸せになるのはいい事で、何かを信じ、期待するというのは感情が持つ力と言える


力は扱い方に注意が必要で

人を不幸にもするが幸せにも出来る

不平不満、嫉妬、疑念を膨らませるくらいなら

夢や希望を膨らませればいい


ピエロが球から落ちたら痛いように

夢や希望と言う幻想が弾ければ

転んで痛い

でも転んだらまた立てばいい

そう言う生き方もある